学習のチャンスをうばってはいけない
◆今日のアファメーション◆
I respect myself and others.
私は、自分自身と他の人を尊重します。
私が、リズ先生のもとで学び始めたころ
よく言われたことがあります。
それは
「人の宿題はしてはいけない」
です。
そのころ、
娘は高校3年生で
大学受験を控えていました。
毎日、遅くまで塾で勉強し
週末は模試続き
模試の結果が出るたびに一喜一憂し
とても不安定な状態でした。
そんな娘を見ていると
私まで苦しくなり
いつも
「私にできることは何か」
を考えていました。
どの大学を受験するかを決めるときも
私がいろいろと調べて、
念のために、ここも受けておいたら
などと滑り止めの大学をいくつも探していました。
そんな時に、グルコンで
その時の苦しい気持ちを相談しました。
グルコンとは
グループコンサルのことで
『The UNIVERSE』講座の特典として
リズ先生に直接相談できる機会がありました。
リズ先生は
「人の宿題やドリルをやることはルール違反です!」
ときっぱりおっしゃいました。
「その人の成長をとりあげてしまう」
ことになる。
「それをするのがいい人ではない」
あなたの中に
「こんなに困った人がいるのに、
手を貸さないってどういう人?」
「なんで迷っているのに
ヒントや答えをあげないの?」
という思いがあるかもしれないけれど、
それでは
自分で考えるときの基準がない子になる
と諭されました。
「あぁ、本当にそうだ」
「私、ずっとやってきたな」
一人っ子ということもあり
過保護に育ててきた自覚はありましたが
「とんでもないことをしている」
こと気づきました。
「もうやめよう」
娘のためにやめようと決めました。
しかし、
やめようと決めたのに苦しいのです。
何もしないことに苦しくなってくるのです。
「自分がいないと
この子はダメになってしまうのではないか」
と不安になってくるのです。
私の中に
「人に何かしてあげていないと不安になる」
という恐れが
ずっとあったことに気づきました。
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長女である私は、小さい頃から
持病のある母を
「私が守る」と
どこかで決心していましたし
家族のことは
「私がなんとかする」という
強い思いがありました。
今まで、その役割に支えられて
生きてきたのかもしれません。
役割を果たすことで、
私はここにいていい。
役割を果たさない私は、
価値がない。
必要とされない。
この生き方をしている限り
私自身が苦しいだけでなく
人の力をうばってしまう。
私はそのことに気づき、
意識してやめることにしました。
しかし、
長年やってきたことを
変えるのは難しいものです。
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昨年末に実家の母が他界し、
父の一人暮らしが始まりました。
父のことをかわいそうに思うのと
長年、母に頼って生きてきた父が
一人では何もできないだろうと
できるだけ手伝いに通っていました。
周りから見ると、
それはやり過ぎのように見え
「そんなに頻繁に
行かなくていいんじゃない?」
「できることは
やってもらうようにしたら?」
と言われました。
それでも、私は
「私が行きたくて行っているんだからいいでしょ」
ともっともらしい言い訳をしながら続けていました。
父も、私が何でもやるので、
母代わりのようにあてにしてきます。
共依存の状態です。
私は自分の時間を削って行っているので、
余裕がなくなり、
ここで初めて
「本当に手伝いをしたいの?」
「ここに来たくて来ているの?」
と自問しました。
すると、心の奥から
「違う」
「私は今すぐ帰りたい」
「もう無理」
と声が聞こえてきました。
そして、気づいたのです。
「私、またやっていた」と
私は父の面倒をみることで、
安心していた。
安心感を得ていた。
人の役に立つ(役割を果たす)ことで、
自分にOKを出していた。
必要とされることで、
気持ちを満たしていた。
自分に価値を持たせていた。
自分の中の信じ込み、ビリーフは
なかなか手強いものがあります。
こんなぎりぎりの状態になるまで
今までの自分を離そうとしません。
無意識にやってしまう。
もっともらしい言い訳をならべて、
自分自身にも気づかせないように
やっている。
●自分の存在価値を条件つきで認める
●自分を生きるのではなく役割を生きている
それでは苦しいはずです。
私は、
また人の力をうばうところでした。
今は、
週に1回と決めて手伝いに行っています。
最初は回数を減らしたことで
罪悪感が出てきましたが、
新しい発見もありました。
父が洗濯をやり始めました。
洗濯物を干すとか畳むなんていう姿は
想像できませんでしたが
不器用ながらもやっています。
「なーんだ。できるんだ」
と驚きました。
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●人の力を信じること
●自分の価値を無条件に認めてあげること
意識してやっています。
これからもまた
お試しはあるでしょうが、
気づいたら修正していく。
自分を離れたところから見るように
心がけて
「それ、本当にやりたくてやってる?」
と聞いてみる。
古い自分を手放していくには
それしかないと思っています。
くれぐれも
◆人の「学びと成長のチャンス」を
うばわないように
◆人を「できない人」にしてしまわないように
気をつけていきます。
私の経験がどなたかの
「らくに生きるためのヒント」に
なったらうれしいです♪